いよいよクライマックス!
今回の「小冊子」(Vol. 48)で私が予想してきた本年「9月後半危機」が何故起きるか、またそれまでの短期間に何をしたらいいかアドバイスした。
前編で「21世紀を生きる者が必ず頭にインプットしておかねばならない基本知識」、「黒田異次元金融緩和ではデフレ脱却は全く不可能である」こと、「いくら金融緩和を続けても絶対にインフレ・スパイラルにならない理由」、中国の「社会主義的資本主義」を知らずして中国経済を語るなかれ」、「パックス・アメリカーナ(アメリカの時代)は容易には終わらない」、「卓越した文化民族日本人の自覚と使命」について述べ、後編は、第一章:もうアベノミクスでは株価は上がらない、第二章:二兎を追う者は一兎を得ず(アベノミクスは百兎を追っている)、第三章:何故市場の常識が通用しなくなったのか、第四章:ドル基軸制の将来はあるのか、第五章:さあ、これから9月後半までの短期間に何をしたらいいのか、終わりに:金持ち日本人は「歴史の終わり」に何をすべきか、について述べた。
約20年間日本経済はほぼゼロ成長のデフレから脱却出来なかった。
そして物価2%目標の黒田異次元金融緩和政策が始まった。
アメリカ(FRB)が5年半の間400兆円になんなんとする金融緩和を続け、ドル安を推し進めてきたがアメリカのGDPはインフレ率を差し引けば平均ゼロ成長であった。
黒田異次元金融緩和政策はFRBの金融緩和が物価にも経済成長にも無力であったことを見届けた上で始めたものである。
黒田日銀の金融政策の真の目的は何か、今回の「小冊子」で詳しく述べた。
アメリカを王様に、日本を召使に見立て分かり易くアメリカの要望し応える日本の仕草を明らかにした。
ユーロ体制の真の狙いや、目に見えない欧州のゴールド(金)を巻き込んだ対米挑戦についても述べた。
今後乱高下を繰り返しながら日米欧中の株価が上がるが、これこそローソクの最後の輝き。
「君子危うきに近寄らず」!である。
市場での儲けは他人のカネを自分のカネにしたまでのこと。決して自分で作ったカネでは無い。他人のカネをどんどんと自分のカネにするには他人より優れた情報が無くてはならない。
是非本誌で勉強して欲しい。
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