私の予想通りに終わったバイデン(米副大統領)・習(中国家主席)会談
前回の本誌で、6月のオバマ・習米中首脳会談の後オバマ大統領が国連大使であったスーザン・ライスをNSC(国家安全保障会議)担当大統領補佐官に任命し、ライス補佐官が11月21日尖閣諸島問題に対する新しい見解の発言があったのを待って中国が防空識別圏発表(11月23日)を発表した経緯を述べた。
12月4日に行われたバイデン(米)・習(中)会談でバイデン氏が中国の防空識別圏は認められないと言ったとして、日本のメディアはまるでアメリカが中国より日本を優先しているような報道をしているが大間違い!
会談でバイデン副大統領が中国の防空識別圏設定により日中間で起こり得る軍事摩擦に「懸念」を表明したのは事実。氏はこの問題について日中間の会話を促し、習主席も前向きに検討すると述べたに過ぎない。
会談後の記者会見でバイデン副大統領も習主席も中国の防空識別圏には一切触れず言葉にさえ出さなかった。私がバイデン副大統領も洒落たことを言うなと思ったのは、下記の話である。
バイデン氏いわく、「あなた(習主席=中国)はチェンジが世界に起こり、(中国の)チャレンジが続くと指摘しました。しかし私は(中国の)チャレンジが(アメリカに)機会をくれると信じます」。うまいことを言うとは思いませんか。政治家はこうでなくてはならない。
中国は「防空識別圏」というチャレンジし、アメリカはそのチャレンジで(兵器販売促進の)機会が得られると信じているというわけ。
従ってバイデン訪中は私の思惑通りで私にとっては大したニュースではない。
株価と為替について一言
NYもニッケイも短期間に最高値更新を続けたので先週から自律調整。
しかし今後ニッケイは年内15,942円を超すだろう。
足を引っ張るのは円高だが、年内98‐97円といったところ。
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