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1249号(2018年5月21日号) | |||||
注目すべき5月18日(誕生日1か月後) 私は昨年10月から私の誕生日「4月18日はターニングポイントになる」と言ってきた。本誌でチャートを示した通り、米国債利回り、ドル・円相場、金価格(高値からの下落)、原油価格(急上昇の起点)など確かに4月18日はターニングポイントであった。 そして今誕生日から1か月目、「5月18日」が世界注目の時となった。 トランプがイラン核合意離脱を発表した5月8日から10日後の5月18日EU(欧州連合)はアメリカの対イラン経済制裁が欧州企業に与える影響阻止の法律(Blocking Statute)を実効に移した。アメリカに追従する企業にストップをかけ、EUはアメリカと対抗する姿勢を明確にした。ドイツのメルケル首相は5月18日訪ロ、プーチン大統領と会談、イラン核合意はアメリカ除外で順守することで合意、アメリカが反対してきたロシア・ドイツ間直結ガスパイプライン(ノルドストリー2)建設工事を発表した。メルケル首相の訪ロの前日シリアのアサド大統領はプーチンと会い、今まで難色を示していたシリア憲法改正案に賛成し、改憲、総選挙、国家再建の早期実現を、アメリカ抜きで進めることを決めた。プーチン、メルケル会談が行われている時(5月18日)、トランプはドイツを名指しでNATO(北大西洋条約機構)への軍事費支払いが少な過ぎると批判、アメリカは「欧州の連中はろくでもない者ども」などと欧州の感情を逆撫でし反米欧州ナショナリズムを煽った。トランプが昨年12月エルサレムをイスラエルの首都に認定、国連加盟国128か国から認定取消決議を受けながら5月13日(イスラエル建国70周年記念日)にアメリカ大使館をエルサレムに移転、イスラエル占領地ガサで起きたパレスチナ人デモにイスラエル軍が発砲、多数殺害したことに対して5月18日国連人権理事会が避難決議を可決。 5月18日イスラム諸国会議でイスラエルとサウジの傀儡とまで言われたヨルダン国王アブドラ・ビン・フセインはトランプのエルサレム首都認定による「神殿の丘」の危機感からイランに接近する構えを見せた。 これらの5月18日の出来事は、アメリカが自ら欧州と中東から離脱し、今までやってきたイスラエルとパレスチナとの仲介役をロシアに移譲、アメリカが欧州と中東の覇権を放棄、ロシアに譲渡しようとしていることを意味する。 6月の米朝会談が成功すれば、アメリカのアジア覇権は中国に移譲する。 アメリカの覇権時代が終わり、世界は多極化時代になろうとしている。 増田俊男の「目からうろこのインターネットセミナー」」好評配信中! 1ヶ月わずか約¥1,000!ご契約は1年単位になります 視聴契約期間はお申込み翌月より12ヶ月となりますのでお申込み月は申込日以降の動画を無料でご視聴頂けます。1か月の平均配信回数は4〜6回(1回10〜13分程度)になります。無料の動画もありますのでご視聴の確認も含めて一度ご確認ください。視聴サイトはこちら お申込みはマスダ U.S. リサーチジャパン株式会社(HP:www.chokugen.com )まで。 |
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