第422 緊急国会議員号  (2007年8月01日号)

増田俊男事務局 http://chokugen.com
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自民党の「終焉」!

「反省すべきは反省して改革を推し進める」(安倍首相)だと!

「寝ぼけるな!」と言いたい。

小泉内閣以来の改革を推進することが正しいことは財界をはじめ概ね国民のコンセンサスになっている。だからと言って「改革を進めることが安倍続投の理由にはならない!」安倍は、改革推進が必要であるから安倍続投が必要であるかのごとく国民をミスリーディング(誘導)している。改革を推進できるのは安倍だけではない。いや、安倍は不適格者として国民に烙印をおされたのではないのか。国民から否定された安倍に内閣改造の権限も資格もない。内閣改造人事で求心力を期待するなど手前勝手というものだ。経験も十分積んでないのに「仲良し」が故に権力の座に着いたのも忘れて、「安倍カラー」を出して続行を願うなど、調子が良すぎないか。これが「美しい国」を標榜し、「道徳」を口にする人間たちのすることか。「恥を知れ」と言いたい。


正しいことをする勇気を失った自民党

自民党は何故「総裁選」をして正々堂々と新しい改革推進者を選ばないのか。何故全国の自民党員に新しい自民党のリーダーを問わないのか。

何故「離党願い」を懐にして総裁選を求める者がただの一人もいないのか。仮に谷垣派、津島派と「心ある者」が総裁選を主張して拒否されて離党したなら与党は衆議院で過半数を失うのだから、正しいことの主張に発言力を持たすことができる。仮に安倍がさじを投げ衆議院解散になっても離党組は「英雄」になり、政界再編成のリーダーシップさえ手にできるだろう。

正しいことの主張に勝算はある。何故自民党には一人として命がけで日本の政治を救おうとする者がいないのか。安倍続投の理由はすべて詭弁とミスリーディング。安倍続投の決定は国民と全国の自民党員愚弄以外のなにものでもない。安倍続投の決定は自民党終焉への始まりであることを銘記しておくことだ。


アメリカは完全に安倍を見捨てた

アメリカの政策立案者たちが、「完全に安倍を見捨てた」のは今に始まったことではない。マイク・ホンダ氏(下院議員)の慰安婦謝罪決議(30日成立)、G8(6月6−8日)での安倍無視、6カ国協議での日本無視、等々数えたら限がない。アメリカは常に安倍に対する意志を明確にしてきた。米国務省は今回の参院選について、「選挙の勝者に祝意を伝えたい」と発表している。これが何を意味するのかわからないのか。安倍続投は同盟国アメリカの意志に反する。 

かつて自民党には元気のいい、「国思いの若手」がいたが、今や権力の味をしめてから「ろくでなし」に成り下がった。今政権中枢に反旗を翻し、総裁選を求めて拒否され、党を飛び出す者がいたら、その者を国民は決して忘れない。

まさに将来の首相が約束されるだろう。「末は総理大臣」を夢見て国会議員になったのではないのか。夢を忘れた自民党の若手たちよ、もう一度初心に帰って立ち上がる元気は無いのか。

歌を忘れたカナリアは、もはや鳥ではない!



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発信者 : 増田俊男
(時事評論家、国際金融スペシャリスト)