増田俊男の「目からウロコの会・新春スペシャル」 1月27日の、増田俊男の「目からウロコの会・新春スペシャル」は入場者1300名を超える大盛況であった。心から感謝いたします。 NYから駆けつけて下さったハドソン研究所CEOのハーバート・ロンドン氏のお話は、教えられるところが多かった。中国の「一人っ子政策」で1億人以上の女性が減り続けていること、そしてその結果、中国社会はどうなるか。また、四面楚歌の状況にあるブッシュが、国民と民主党の圧力をものともせず、次なる戦略を打ち出そうとしていること。まさにアメリカのメディアからは得られない情報だった。また、1月18日の日銀の利上げ見送りに対しては痛烈な批判をされた。 2007年の日本経済についての見通しは、私の持論とほぼ同じであった。 中国について、政治上のリスクは多岐にわたり回避できないが、経済面では技術開発を推進している点に注目していた。つまり、日米の対中国戦略いかんでは中国を延命させることができると考えており、この点も私と同じ意見である。 講演の内容はCDとテープを用意する予定です。また、本日PHPから、拙著『そして、日は昇った』が全国一斉発売になります。2007年から2008年の政治・経済を明快にしたつもりですので、ぜひご一読をお願い致します。 重ねて一昨日の私の講演会の成功を感謝すると共に、今後の「時事直言」に注目していただきたい。それは、「誰も考えていなかったこと」がこれから起こるからである。 それは中東、イラン、北朝鮮問題に重大な影響を与えることになる。すでに市場はうすうす察知し始めている。それが証拠にニッケイが力強く上昇に転じてきた。
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