頑張れニッポン!
東日本大震災と福島原発事故が発生してから24日になろうとしている。
世界の歴史上最大級と言われる大災害であった。
この間日本の惨状と国民の行動が全世界に詳細に報道された。
国民の冷静な一致団結した行動と助け合いの姿が伝わり、「頑張れニッポン!」の声は世界中に響きわたっている。
今世界中の人々が日本の復興を祈り、出来る限りの心とモノの応援の手を差し伸べている。北朝鮮までも!
一国の災難が一カ月近く毎日全世界のトップニュースになったことはない。
今日本は世界の注目の的であり、希望の星になっている。
私はアメリカの経済について「どうしても一線が越えられない」ことについて述べてきた。
アメリカの経済ファンダメンタルも企業業績も、最も不安の元凶であった失業率も好転しているのに消費者は預金を崩して消費に使おうとしない。
理由なき不安がアメリカの国民の根底にあるからだ。
私は今回の「想定外」の日本に寄せられた世界の声援と、日本人と共に世界の人々が叫ぶ「頑張れニッポン!」の声を聞いた時、故なき不安の根元が何であるか分かった!
一抹の不安とは「希望の欠如」であることが!
東日本大震災で日本もアメリカも世界も変わるのだと信じたい。
そのためには日本は世界の希望に応えなくてはならない。
日本に世界の耳目が集まり、日本人と世界の人々が「頑張れニッポン!」と叫ぶ時、アメリカ経済も故なき不安の一線を越えて、手の届くところにある繁栄を世界と共に分かち合うことになるだろう。
日本は今世界の希望の星であることを忘れてならない。
もう一国のエゴ(国益)は通用しない。
「貴方は何をお望みですか?」と聞く前に自分の権利を主張できなくなった。
世界はリーダー無き多様化の時代になろうとしている。
日本に起きた災いが世界を共生へと導いてくれんことを。
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