不沈艦アメリカはこれまでか?
アメリカという不沈艦が波間で激しくUp and downしている。
NYダウ平均は連日200‐400ドルの乱高下を繰り返している。
こうした動きは経済理論や経済ファンダメンタルに基づいた現象ではない。
「市場心理」の現れである。
市場という人や機関が存在するわけではないが市場は実に直情的であり、また冷静かつ賢い。
GDP(国内総生産)比213%も国債を発行している借金王国の通貨である円が国際金融危機やドルの格下げで急騰するのは市場の冷静さを表し、今日のようにNYが下がるとニッケイも連れて下がるのは冷静さを欠いている。
今回の「小冊子」(Vol.27)で主体産業が第三次産業から第一次産業へ入れ替わると述べた。
正に時代は「花咲か爺」から「ここ掘れワンワン」へ変わろうとしている。
金融政策で花を咲かせて花見酒から、お宝を掘って大事に使う時代に変わる。
脱工業国アメリカの衰退、モノ造り日本の台頭である。
時代の価値観が180度変わり市場の主役が交代する時、市場は迷い混乱する。
投資家に明確に市場が進む道しるべを示したのが今回の小冊子である。
金(ゴールド)は上がり続け、ついにNY金は先週1,872.80ドルを付けた。
私は2009年12月4日、「ここ一番!」の読者に、「何を差し置いても本日金を買うように」とアドバイスを飛ばした。翌12月5日、一日では史上最高の150ドル上げた。以後一貫して「買えるのは金と日本(円)のみ!」と述べ続けてきた。本年7月からの株価乱高下は短期勝負の絶好のチャンス、上げたら売り、下げたら買いを繰り返すこと。買いのみで売りを止める時期は追って連絡すると「ここ一番!」の読者の質問に答えてきた。
「NYが下がり、逆にニッケイが上がる」が冷静な動きであるが市場はまだ冷静を欠いている。ではどうしたらいいのかは説明をする必要はないだろう。
8月いっぱいで市場の趨勢が決まる。
★小冊子(Vol.27)の発送開始は、8月24日(水)となります。
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