第724号(2012年04月26日号)

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小沢先生無罪判決!

本事件は一旦検察で不起訴になった後マスコミの影響で検察委員会に持ち込み起訴となった事件である。
私は民主党執行部が小沢先生の党員資格停止を決めた時、輿石幹事長は何を考えているのだろうかと思ったものである。
本日のラジオ放送でお話しした通り裁判の結果ははじめから決まっていたのだから小沢氏にしてみれば裁判に持ち込まれたこと自体「嫌がらせ」を受けたことに他ならない。小沢氏の有罪を期待するのは分かるが有罪になると思った政治家はいなかったと思う。小沢氏が無罪になることを前提に民主党の党籍を停止した目的は何だったのだろうか。日本的政治のベテラン中のベテランの輿石幹事長は「小沢氏の無罪は当然」と述べている通り、最初から結果は分かっていたはず。
小沢氏の無罪を前提に小沢氏の党籍停止を決めたのは民主党結束の為の「踏み絵」のつもりだったのか、それとも小沢氏の復帰劇を利用して達成しようとしている何か「目的」があったのか。やはり老練政治家輿石氏の頭にあるのは「消費税」と「選挙」だろう。消費税反対の小沢氏の民主党籍復帰後民主党に起きる、あるいは起こすことが念頭にあったはずである。起こり得ることの第一は小沢勢力の拡大、第二は民主党分裂、第三は会期内解散である。
野田首相は、「政治生命をかけて今国会で消費税法案を通す」と言うが「本気」とは思えないし、それは輿石氏も承知の上だろう。私は野田首相が谷垣自民党総裁と密約したのは「会期内解散」だと読んでいる。消費税で民主党分裂・解散(私は5月27日解散と見ている)が筋だろう。
会期内解散と考えている多くの民主党、自民党議員にとって橋下大阪市長の「維新の会」は大きな存在に映る。消費税反対の小沢氏が、橋下氏が主張する消費税の地方税化に歩み寄るなら、形はどうであれ、橋下、石原(都知事)、小沢氏が手を結ぶことになる。輿石氏は選挙で勝ちたい議員を束ねて合流する気なのだろうか。もしそうでなければ、野田、前原、岡田氏と共に負け戦をすることになってしまう。いずれにしても「消費税選挙」になれば消費税反対の矛先は民主党に向けられ、又自民党も本来消費税賛成だったから言い訳と防戦になり、民主党惨敗、自民現状維持かマイナス、公明党は現状維持かマイナス、その他の党はほぼ消滅だろう。
問題は大阪維新の会を中心にした「新党」の形である。
小沢氏は第一連合(新党)と第二連合(選挙後の民主、自民を含む大連合)が頭にあると思う。
小泉純一郎氏は「自民党をぶっ潰す」と言って政治をひっくり返したが、その前に私は全く同じことを小沢氏に勧めたことがあった。
政治はタイミングである。
今度こそ小沢氏に日本の為、挙国内閣の為「最後の働き」をしていただきたいものである。


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