オバマ・ロムニー初公開ディベート(討論)
10月3日(日本時間4日午前)コロラド州デンバー大学で次期大統領選再選を目指す民主党オバマ大統領と前マサチューセッツ州知事、共和党ロムニー候補の初のテレビ討論会が行われた。
司会役は知人のMr. Jim Lehrer(PBS/World News老練アンカー)であった。
Jimの司会はあまり上手くなかったが、ロムニー候補の攻撃にオバマ大統領は防戦と言い訳に終始する有様で、私はロムニー候補が優勢と見ていたが、やはり討論直後のCNNの調査ではロムニー候補の勝利との回答は67%で、オバマ大統領勝利の25%をはるかに超えた。
議論は経済政策に重点が置かれ、ロムニー候補は4年前の選挙でオバマ大統領が国民に約束したことがことごとく反故にされている点を数え上げた。失業率は下がるどころか歴代の大統領中最も高い。失業率8.1%はギミックで、就職を諦めた50万人以上の失業者が失業者の数に数えられていないだけで、実際は16%に増加している。オバマ政権になってから国民の生活は困窮に追いやられFood Stamp(政府支給食糧引換券)の発効は2倍に膨れ上がっている。財政赤字削減どころかオバマ政権になってから2兆ドル(約160兆円)以上の赤字が増えている。Obama Careと言われる国民保険改革は保険市場を政府がコントロールするもので、実現すればGDP(国内総生産)の7分の1が政府の影響下になる。これはアメリカの誇る自由と創造性を抹殺するものだ。
さらに外交政策は相手かまわず話し合いの政策で「ならず者国」に完全に舐められている。
今中東、アジア、アフリカ、中南米の秩序が乱れているのはアメリカが「強いアメリカ」で無くなったからだ、等とロムニー候補は矢継ぎ早にオバマ大統領攻撃を展開し、オバマ大統領は防戦一方で、時にはロムニー候補がオバマ大統領に面と向かって話している間にうつむいて原稿を読んでいる光景もあった。これでは勝てないと私は思ったものだ。
ところで私はロムニー候補の数々のオバマ攻撃の中で、びっくりしたことがあった。
それはFood Stampや失業率、財政赤字等の攻撃の中心をなす発言である。
実は本年9月東京で開催された経済セミナーに共和党の主要ブレイン(頭脳)であるHudson Institute(ハドソン研究所)の所長Mr. Herbert LONDON氏をお招きして講演と私との対談をしていただいた。
実はその時参加者から「オバマ政権の何が問題なのか」という質問にLONDONさんは丁寧に時間を掛け事例を挙げて解説した。
驚きとは、ロムニー候補の言葉とLONDONさんの話が、まるで「一言一句」と言ってもいいほど一致していたからだ。ブッシュ前大統領の演説原稿を書いていたのは知っていたがロムニー候補もそうだったのかと思った。
本討論会までロムニー候補はオバマ大統領に大きく水をあけられてきたが、これから先アメリカの有権者の支持はどう変わるか実に楽しみである。私はシンクタンクを通してオバマ政権にもゴールドその他のアドバイスを送ってきたが、もしロムニー政権が誕生すれば私にとってこの上もない喜びである。
どんなアドバイスも提案出来るようになり、即反応が分かる。
私のインターネット放送の「ご案内」を聞いていただくと分かる通り、皆様に、かなり前もって真の情報を提供出来るようになる。総ては「真の情報」を誰よりも早く知ること。
これで総ての勝負は決まるのである。
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