第866(2013年10月25日号)

増田俊男事務所 http://chokugen.com
携帯サイト http://mobile.chokugen.com/

本日から「小冊子」(Vol.50)50冊記念号の送付開始です。 

表紙を開けた最初のページに私のド派手な外国用写真が載っています。(海外ではこれぐらいで丁度いいのです)その裏はキッシンジャーとの写真です。
FRB議長の最有力候補であったサマーズ元財務長官と同じくキッシンジャー氏もアメリカ経済について私と同じ考えを持つ御仁です。サマーズ氏がFRB議長を辞退した公式の理由は「引退生活を楽しむため」ですが事実は違います。
私のアベノミクス批判と全く同じ考えなのでイエレン氏(現FRB副議長で次期議長にオバマ大統領に指名された)や他のハト派(緩和継続支持者)と意見対立することがわかっていたからです。
「小冊子」(Vol.50)で事実によって明確にしたようにFRBの緩和政策はアメリカの金融システム危機が回避された時点(2010年)で終了し、アメリカ経済を市場の自律機能に委ねるべきだったのです。
特に2012年10月からのQE3(月額8.5兆円緩和)はアメリカ経済を阻害しています。アベノミクスの第一の矢、異次元金融緩和はFRBの失敗と日本の経済構造の変化(円高有利)を十分知りながらで緩和規模をGDP比でアメリカの3倍にするなど正気の沙汰ではありません。(それには隠された理由があります)
キッシンジャー氏、サマーズ氏共に私と同じく「経済は金融政策に依存すべきでない」という極当たり前の主張です。
次期政権が安倍政権になることが予想された2012年11月から急速に円安が進行しました。日本の輸出産業に「追い風」(全くの嘘)だということでニッケイ平均も急上昇しました。私は「黒田円安政策は日本経済に甚大な悪影響を及ぼす」と述べてきました。図は財務省の貿易統計(季節調整済)です。円安進行が始まった2012年11月から輸出が急減している事実を表しています。
言うまでもなく黒田異次元緩和の一環で新規国債の70%を日銀が買うことから国債市場の流動性が縮小、結果市場が乱高下するので日本の国債リスクが高まり金融機関は国債を手放しています。その結果は長期金利上昇です。
第一の矢で輸出は減り、逆に輸入は増え、貿易収支の赤字を定着化させ、円安のデメリット(輸入物価上昇)で消費者を苦しめ消費を落とし、挙句の果て金利上昇で企業の投資意欲を削いでいます。
円安はストック(資産)にデフレに働くのでやがて株価や不動産価格が下がってきます。第二、第三の矢についても事実によって分析、解説しましたのでご参考下さい。11月からの株価急落まであまり時間がありません。



増田俊男の「目からウロコのインターネット・セミナー」大好評配信中!
1ヶ月わずか¥1,000!ご契約は1年単位になります

現在大好評配信中!「目からウロコのインターネット・セミナー」!視聴期間はお申込み翌月より12ヶ月となりますのでお申込み月は無料でご視聴頂けます。詳しいご案内、お申込みについては増田俊男事務所(Tel:03 3955-6686、HP:www.chokugen.com )まで。





増田俊男への講演依頼 受付中!
増田俊男事務所は依頼講演を承っています。
国際市場経済、政治、経営戦略等多岐にわたる「目からウロコ」の内容です。
お問合せは、増田俊男事務所(03-3955-6686)まで


増田俊男のラジオ放送、大好評放送中!
増田俊男の「逆手で勝つ!」〜日本復興のために〜(ラヂオもりおか)
月〜金曜日 午前8:20〜8:29
*インターネット生放送(サイマルラジオ)は下記URLから「ラヂオもりおか」をお選び下さい。毎日生放送でお聞き頂けます。http://www.simulradio.jp/
*ストリーミング放送は下記URLから1週間分をお聞き頂けます。
http://radiomorioka.co.jp/streaming/sakate_katsu/ (毎週土曜日更新)


増田俊男の小冊子VOl.50お申込みはこちら
増田俊男の小冊子VOl.50お申込みはこちら



*増田俊男のプライベート・コンサルティング【面談・電話・FAX・e-mail】のご案内。

 お問い合わせは、増田俊男事務所(FAX:03‐3955-6466 メール:info@chokugen.com )まで



「時事直言」の文章および文中記事の引用ご希望の方は、事前に増田俊男事務所(FAX 03‐3955-6466)までお知らせ下さい。


前へ 平成25年度 次号へ
株式会社増田俊男事務所
FAX:03-3955-6466
e-mail : info@chokugen.com