第880号(2013年12月21日号)

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ロボット産業革命

21世紀の産業革命はロボットによって起こされる!
20世紀の情報革命の担い手はマイクロソフト、アップル・コンピューター等の情報インフラ革命であった。1900年代にマイクロソフトに初期投資した投資家の5,000ドル(約50万円)は瞬く間に$4.1M(4億1千万円)に、またアップル・コンピューターに初期投資した5,000ドルは$1.6M(1億6千万円)になった。
私はNYのWSSシステム・グループ(有望会社発掘、為替変動先読み投資の専門グループ)に深くかかわり21世紀の経済に革命を起こす最有望会社への先行・初期投資を日本の投資家の皆様と一緒に行っている。
12月10日にスタートしたばかりであるがすでに驚くべき結果が出ている。
当グループから50%や100%では売ってはならないと言われているので長期保有と買い増しをしている。
ロボット革命で世界経済にどんな変化が起きるだろうか。
低賃金をメリットとした中国をはじめとする新興国の経済成長時代は最早あり得なくなる。
製造分野においてロボットの製造能力と精度は熟練工よりはるかに高い。
今中国の賃金は1時間8.5ドルに上がってきたが償却費を含めたロボットの時間当たりのコストは30セント、約30分の一であり、アメリカの労働賃金の15分の一である。さらにロボットには健康保険も年金も一切の福祉手当が要らない。今アメリカでは製造業から医療施設に至るまでロボット化が急速に進んでいる。アマゾンは$750M(約750億円)でロボットを購入、全世界の倉庫の無人化を決定した。今やアメリカの全産業がロボット化に取り組んでいる。
マイクロソフトのビル・ゲイツは一家1ロボットを目指し家庭用ロボットの研究に社運を掛けると宣言した。
産業用、医療施設、軍事産業、教育産業等々市場は計り知れない。
すでにアメリカの医療施設では2012年45万台のロボットが活躍、年々倍増の勢い。製造業では2012年22.5万台だったが本年は50万台、来年は100万台と見積もられている。
日本でもアメリカの最大手ロボット企業が電通の産業技術開発会社と提携するニュースが近々発表される。
先進国、新興国、後進国、軍事大国と小国、財政破たん国家と黒字国家、、等々今日の認識はロボット革命で「すべてご破算になる」!
本当の投資とはこうした世界経済革命を起こそうとしている企業に初期投資することである。今回の小冊子(Vol.52)で若干述べている。


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