「市場のことは市場に聞け」、、
とは経済は市場次第、と言うことである。
私は2014年から経済のコア(焦点)が変わると言ってきた。
それは市場を動かすコアがマネーからモノに変わることを意味する。
それは2008年から世界の市場を金融緩和と言うマネーの量で動かしてきたFRBが2014年1月から緩和縮小し、やがて終了することを決めたことで明らかである。本誌の前号でアメリカのロボット産業革命について述べたが、いかなる産業革命もマネーでは起こせない。人間に代わり人間よりはるかに優秀な仕事をするロボット開発のためのテクノロジーが経済を根底から変えるのである。
アメリカの時間当たりの最低賃金は7.25ドルで日本は平均764円。
ロボットの時間当たりコスト(償却費も加味)は30セント(31円)。
所得を一定とすれば商品・サービス価格が下がり生活は豊かになると同時に貯蓄が増え、増えた貯蓄は新たなテクノロジー開発に回る。企業は生産コスト・ダウンで未曾有の利益が出る。政府は法人税と所得税収の連続的増大化で財政は健全化する。
21世紀はすべての分野にわたり今までの基準が意味をなさなくなる。
12月10日、アメリカのすべての分野の代表が集まった会議に参加させてもらったが、シェールガス・オイル革命によるエネルギー革命とロボット革命による産業革命を基盤にした新しい時代を迎える前に、20世紀までに培われてきた政治・経済構造をすべて「ご破算」にする必要が確認された。
金融緩和政策を見ても分かる通り、日本は常にアメリから5年遅れて動くのが通例。
しかし私の勉強会や、時事直言、ネットセミナー、小冊子の読者は私と共に誰よりも先に21世紀を歩むことになる。
私はその責任を強く感じながら、ある時は強引にまでアメリカの中枢に飛び込んで行く。
それもこれもすべて皆様のご支援の賜物である。
来る年も皆様と共に力強く歩んで行きたいものである。
私が世界に誇る増田サポーターの皆様のために!
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