驚きの貴族会議
2月17日から19日までスイスのチューリッヒで開かれた主だった欧州貴族の集まりにオブザーバーとして参加するチャンスを得た。英国のBank of England(中央銀行)の方や、同じく英国の金融界の大物たちの推薦で夢がかなった。2011年8月31日モナコで欧州貴族の極秘集会がスイス銀行(スイス中央銀行)の主催で開かれたが私は縁あって会議の重要メンバーの一人と友人となった。この友人の紹介で英国銀行(英国中央銀行)の方や英国最大級のファンド・オーナーの方々との縁が深まり、こうしたメンバーの皆様の推薦で何とかオブザーバーとして参加出来ることになったわけである。ロックフェラー代表でさえ門前払いなのだから今回の参加がいかに大変なことか分かるだろう。
今回は潜在的財政破綻状態のアメリカの救済とドルの国際基軸制をいつ終わらせるか、さらに人民元をどうするかが主要な議題だった。
2017年までにアメリカはシェールガス・オイル革命によりエネルギー輸入国から輸出国に変わることで貿易収支は改善するが財政赤字と17兆円以上の累積赤字の改善は全く不可能。つまり双子の赤字の内、国際収支は何とか改善出来るが財政赤字改善は不可能。したがってアメリカの潜在的財政危機を救うには米国債(アメリカの借金)の切り下げしかない。私が常日頃述べているアメリカ市場9月暴落説を話したところ「実にいい感をしている」と言ってFRBの極秘文書のコピーを見せてくれた。そこには何故FRBは9月に通貨切り下げを目的とした暴落を計画しなくてはならいかが書かれていて、貴族側としてはFRBの計画を認めると言う。
中国政府はアメリカの借金(米国債)を購入することでアメリカのキャッシュフローに貢献する一方、米国債購入額の倍額に匹敵する金(ゴールド)をアメリカ(FRB)から輸入している。中国人民銀行は2009年8月以来公式な金の保有高を発表していないがアメリカの保有高8,133.5トンの内少なくとも5,000トンは中国が輸入しているのは確実。ドイツもFRBに預けていた金塊を7年もかけて回収したのでFRBの金保管所には金は全くない計算になるが、FRBは相変わらず8,000トン以上保有していると発表している。スイス銀行がIMF(2,800トン保有)から金塊をすべて引き揚げた時点で金価格を暴騰させる計画だと話していた。今まで欧州貴族はアメリカを植民地にしてきたが、近い将来アメリカから中国植民地に切り替えるようだ。クールな世界支配の構図を見た!
「小冊子」(Vol.54)で出来るだけのことは述べるつもり。
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