今日は私の誕生日
私が今日あるのは「皆様と妻眞理子のおかげ」です。
欧米で少しは注目されるようになりましたが、ひとえに皆様のおかげです。
しっかりと皆様のお役に立つよう精進努力を続けます。私は何時もご協力下さった皆様の名前が記入されている「協賛者リスト」を持ち歩いています。飛行機の中などで一人一人のお名前を見て、ああ、大阪でお会いしてからもう6年になるなあ、何年前でしたか、ツアーでサンフランシスコに行った時、新庄が出ると言うのでみんなで野球場に行きました。今でも親しくしていただいている当時オークランド市長、現在加州知事(Mr. Jerry Brown氏)から連絡があり午後7時ちょうどに球場の電光掲示板を見るようにと言われたのでみんなで見ていると、何とMr. Toshio Masuda, Welcome to San Franciscoと大きな字が夜空に浮かび上がりました。「うわー、先生が出た、、」と叫びましたね、あれから何年でしょう。ほんとに長いお付合いです。あれは1998年1月8日の船井総研(コスモス・クラブ)の新年講演会の時でした、今は亡き船井先生がお集まりの皆様に「ちょっと面白い人を見つけました。増田さん、何でもいいから20分ほど皆様に話して下さい」と言われ、私は300名を超える大勢の方々を前にしてあることを思いつきました。今こそ私が有名になれる絶好のチャンス、だから奇跡を起こそうと。眞理子は当時サイパンで小さなカウンター・レストランをやっていました。いつも沖合に停泊している二隻の修理船(軍艦)が中東へ行ってしまったので兵隊さんが来なくなり店が暇でしょうがないとマネージャーが言っていると聞きました。私はサイパン沖から補修船が中東に向かったと言うことは、アメリカは中東で戦争の準備をしているなと読みました。そこで皆様に明日か明後日アメリカはイラク攻撃をすると予言したのです。当時はアメリカとイラクの間で戦争をするような状況ではなかったので、皆さんは心の中で笑っていたと思います。又当時は円安時代で1ドル140円前後でした。
私は「10月上旬に円は110円になる」と断言しました。本屋に行くと「円は270円になる」などと書いた本が沢山あった時ですから、これも皆様から笑われたのです。私が話をした翌朝Sさんから電話があり「増田さん、大変だよ、湾岸戦争が始まったよ、テレビを見た時は息が止まったよ!」と言ってこられました。円高予想については、10月3日になってもまだ円は130円台だったので、湾岸戦争は当てたけれど為替の方は残念でしたね、と皆様に言われていました。するとまたSさんが「今日から10日まで3日しかないけど、きっと110円になるよ、増田さんを信じているよ」と励ましと言うより慰めの電話がありました。10月7日から9日までの3日間に円は急騰し、130円から一気に109円になったのです。Sさんから又電話があり、「先生は神様だ、間違いない!」と言われたのを覚えています。それからSさんは私が講演することを知ると日本中どこでも追っかけてきました。こうして名簿を見ていると、皆様のお顔が浮かんできます。会ったことの無い方もいますが、日比谷公会堂で講演をした時前列に居たあの人に違いない、、などと一人一人お名前を見てはいろいろ想像してしまうのです。いつも私と皆様はしっかりとつながっています。私の大好きな皆様、皆様と共に増田は生きています。
では続いてウクライナの真相をお話しいたします---「時事直言」の本番に入ります。
今回のクリミアのロシア帰属はヒットラーのポーランド併合以来最大の「国盗り物語」でした。東部ウクライナの都市では政府機関が次々に親ロシア勢力に占拠され国家からの分離宣言などで内戦化が続いています。ロシアは40万の部隊をウクライナ国境に集結、戦闘能力で劣勢のクライナ軍と対峙しています。クリミアには黒海に面した南西地区にスキフスカ(Skifska)という埋蔵量8.8兆キュービック・フィートの天然ガスの宝庫がありウクライナ政府はエクソン・モービルやロイヤル・ダッチ・シェルなど欧米勢力に発掘許可を与えロシアからの経済的自立をはかろうしていたのです。クリミアの宝庫は「トンビ(ロシア)に油揚げ」となったわけです。欧州連合はアメリカと共にロシアに経済制裁を加えると言っていますがまったく機能しません。それはドイツ、フランス、イギリスの対ロシアスタンスが全く異なるからです。ドイツはロシア国内に6000以上の企業が進出、ロシアはドイツの主要投資先かつ最大の原油輸入国です。
だからドイツがロシアに経済制裁することは自殺行為も同然です。フランスのオランド大統領はロシアに近い社会主義者で、ロシアはフランスの債権国ですから制裁など本当は口にさえ出せないのです。ロンドンの主だった不動産のオーナーはロシア人で銀行の大口預金者もロシア人です。ロシア人の預金を凍結でもしようものならシッペ返しで潰れるのはイギリスの銀行です。プーチン大統領は「制裁、制裁と言うのは勝手だが、しっぺ返しを考えなさい」と言いますが正に名言です。欧州勢は国民に笑われないようにプーチンに笑われるような「制裁ソング」を歌うことしか出来ないのです。アメリカはシェールオイル・ガス革命で原油と天然ガスの増産中、原油と天然ガスの価格が下がると生産が止まります。又ロシアの歳入の50%以上は原油と天然ガスの輸出です。だからロシア軍とウクライナ軍が衝突して原油と天然ガス価格が上がることはアメリカにとってもロシアにとってもこの上もないことなのです。プーチン大統領は5月に中国を訪問し、欧州向け原油・天然ガスの25%を中国に切り替えるための合意をします。欧州はパニック状態になりますがアメリカは価格が下がらない程度の原油と天然ガスをタンカーに積んで欧州向けの出港準備を整えています。今後エネルギー市場からオペック(中東)が消え、アメリカとロシアの競争時代になります。日本は日露平和条約締結と北方領土返還、日露共同資源開発によりエネルギー市場でロシアをアメリカより有利にすることで米ロ・エネルギー戦争の漁夫の利を得るチャンスなのですが、、。こうした「世界の裏・表」は「小冊子」(Vol.56)をご参照下さい。
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