第913号(2014年6月13日号)

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日本はゾンビ?

これは私が特に欧米でよく聞く言葉である。
ゾンビとは言うまでもなく「死から蘇った得体のしれない生き物」であるが、確かに日本は敗戦(死)から立ち上がり中国と並び勝者アメリカ最大の債権国。
だから日本は負けて(死して)蘇ったと言えないことはない。


Oxford ClubとCambridge Houseは投資情報研究機関、また国際的投資関連イベント主催者としては世界規模の機構である。
私は本年3月(Oxford・カリフォルニア)と6月(Cambridge・バンクーバー)双方の大会に招待されスピーチを行ったがバンクーバーではカナダのビジネス・テレビ(B-channel)のインタビュー番組に出た。
何処の国でもそうであるが経済専門家の最も不得意なのが日本経済である。
だからインタビューでは必ず「不思議な日本経済」(Mystery of Japanese Economy)ということになる。
Cambridgeでのインタビューを添付しますのでご覧ください。
URL: https://www.youtube.com/watch?v=Hl8QazGvbBY
海外アナリストが不思議に思うのは何故日本の国民がほぼ100%の日本の国債を持っているかである。
10年物国債(利付国庫債券と言う)の利回りは年0.6%である。
外人に言わせるまでもなる日本の国債を買うことは「銭失い」の見本のようなもの。
日本の国債入札で札割れ(買いが売りに達しない状態)しないのも世界の七不思議のひとつである。
私は不思議がる世界のアナリストには日本人は日本の国債を買って損をしているのではない。皆様方が言うところの「損」は日本人にとっては「安心料」、すなわちセーフティ・ボックスの年間使用料なのであると言っている。
それでも理解する人は少ない。
しかし日本は世界から不思議がられながら国民が国家の借金のすべてを背負っているだから、国家にとって国民は神様、アメリカ流民主主義を日本に強制したアメリカより日本のほうが民主国家なのではないか。
以上、増田俊男の日本人ゾンビならず神様論。




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