自然の子を忘れた為の懲罰
熊本地震の被害は死者42名、行方不明7名、避難者11万人と発表された。
気象庁は年間600億円もの予算を使っていながら今まで大地震を予知したことは一度もない。
私は5歳の時から川底に潜り魚と競泳をしたり、山奥でウサギや鳥を追い回したり、蛙と睨めっこをしていた。
だからいつも私は魚や動物の動きから自然の異常さを感じ取っていた。
モグラが一斉に山へ向かって移動するため畑が波打つ時があった。
その後必ず地震が起きた。
川底の魚が異常な泳ぎをすると私も異常な気持ちになり陸に上がると、そんなときに限って鳥が空で騒ぎまわっている。
慌てて家に向かって走っていると私の後ろから豪雨が追いかけてきたものだ。
私が少年時代に学んだ自然災害から身を守る最善の方法は自然と共に暮らすことであった。
年間600億円も使って自然災害から人の命を救えないなら、6,000万円の予算で全国の気象観測所で24時間体制でモグラと蛙と魚と鳥の観測でもした方がいいのでは。
テレビで熊本地震の解説をしていたなんとか大学のなんとか教授の顔を見ていると自分が災害を予知出来なかった為に多くの人命が失われたことに対する反省の気持ちが全く感じられない。
学問の為の学問をしている何よりの証拠だ。
何のための学問か、何のための政治か、何のための経済か、わかっていないようだ。
人間が自然の子であることを忘れていい気になっているとまだまだ自然の懲罰を受けることになる。
人間が厳しい自然の中で獰猛な動物に負けずに万物の霊長になれたのは何故か考えた方がいい。
いかなる動物よりも自然に近く、自然との直結感を持っていたからだ。
人間の第六感はいかなる動物より優れていたのだ。
大地震の前に人間はモグラより先に安全地帯に移動したものだ。
600億円の大金を使って日本人を自然から遠ざけるとは、何と愚かなことか。
震源地がどこで、地下の断層がどうなろうと、そんなことはどうでもいい。
何時、何処に地震が起きるかわかればそれでいいのだ。
人間は退化して第六感がなくなった。
万物の霊長どころか最低の動物になり下がった。
過酷な自然の中で生きながらえるにはモグラ君、魚君、蛙君に野鳥君にお願いするしかないのでは。
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