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平成28年度一覧
1122号(2016年11月21日号)
安倍首相(日本)の株を上げるのに熱心なトランプ次期米大統領

11月17日(NY時間)トランプ次期大統領は世界の数多くのリーダーの中から最初の会談相手に日本の安倍首相を選んだ。
世界中のリーダーは、「何故日本なのだ、何故安倍なのだ」と思うと同時に内心羨ましく思ったことだろう。
続いて開かれるAPECで多くの世界のリーダーたちは安倍首相に「トランプはどうだった」と聞いたことだろう、、安倍首相はAPECの主役になったのだ。
トランプ次期大統領が安倍首相と二人だけのプライベートミーティグにお嬢さんを同席させたのでマスコミは大騒ぎとなったが、トランプ次期大統領の意図は会談が非公式であることを誇張する為とお嬢さん同席の意外性で安倍首相のマスコミ露出度を上げる効果を狙っていたのである。
要するにトランプ次期大統領は「安倍首相(日本)の株を上げる」ことに熱心だったのである。では何故トランプ次期大統領はここまで安倍首相(日本)の株を上げるのか?
(ニッケイ平均株価はついに18,000円を突破)
その答えは「小冊子」(Vol.84)にあり!

ではトランプ・安倍非公式会談は何であったのか。
相互信頼関係が第一、そしてアジアの安全保障、通商問題と言う。
表向きは、中曽根首相・レーガン大統領の「ロン・ヤス」、今度なら「ロン・シン」関係。
トランプ次期大統領の対日安全保障費100%要求発言の意味する「日本はアジアの安全保障に対してより大きな責任を負うべき」の相互確認。
その背景にある「2020年から2026年までに米軍は沖縄から撤退する」というアメリカにとっては既定の事実、安倍首相にとっては周知の事実の相互確認。
アメリカの国民にも(規定の事実だから)言う必要はないが、特に日本の国民には(私と私の仲間、それに安倍首相と翁長沖縄知事以外は誰も知らないから)決して言ってはならないと言う相互理解。
通商問題は、今日のアメリカ経済は金融緩和で見た目は繁栄しているかに見えるが99%のアメリカ国民は貧困で死にかかっている。
99%を元気にするまでアメリカは自由貿易(関税障壁撤廃)等で1ドルの犠牲も被るわけにはいかない。
世界のマネーを印刷する国を救うことが先決ではないのか。
何時か又アメリカが自由貿易で他国を潤す時が来るまで日本は自由貿易の理想の火を消さないでいてほしい。
以上の安全保障と通商の背後にある真実の相互認識と理解こそがトランプ・安倍信頼関係である。
宇宙から愛を持って世界を見つめている者にはよく分かるしごもっともな話だ。

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