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1167号(2017年06月06日号) | |||||
「退一歩、思う」の時 前進する前に一歩下がって振り返ってみるのは人間の知恵。 「人間は弱い一本の葦でしかないが、考える葦である」。(パスカル) か弱い人間が集まって都市や国を作って万物の霊長になるや否や万物を我が物にせんと走り続けてきた。 地球に止まらず月や火星にまで人類の足跡を残した。 より良き着物、より美味しい食、より豪華な家を求め、人間は自ら国家を作り、国家同士の争いを続けてきた。 そして今70年前の年収より高い着物を着て、毎週家族で一流レストランにてディナー、そして70年前の社宅は今や億ションになった。 各室に4Dハイビジョンテレビ、高性能多様化冷蔵庫、3人家族に三台の車プラスRV(レクリエーションビークル)。 週末は観劇か慈善パーティー、さらに四季ごとの世界旅行。 たまにはシンガポールへカジノ見学(?)に行く。 これ以上欲しいものがあるとすれば名誉の勲章くらいしかなくなった。 (これが先進国中流のイメージ)。 停滞した成熟国家に経済成長を求めるならイノベーション(発明)しかないと言うが、「必要は発明の母」だからこれ以上何も必要のない社会にイノベーションは生まれない。 やがて後進国が先進国入りし、世界はすべからく先進国になる。 経済不成長、デフレ進行、少子高齢化、さらに日に日に迫り来る財政危機、これが先進国病なら、今や世界中が先進国病になろうとしている。 人類に「歴史の終わり」が刻々と迫っているのである。 Vol.90記念号は、文明発祥メソポタミアから今日まで社会と共に成長、拡大してきた人類の目前にうず高く塀がそそり立ち、行き場を失いつつある人類の姿を明確に描写すると同時に、我々は塀の向こうに見える新世界に行くために何を払わねばならぬのか。 そして新しい世界の新しい価値観と日本人の宿命や如何に。 希望を交えながら、知る人ぞ知る真実を基に誠意を持って述べることにした。 ここらで一息入れて日本の中のご自分、世界の中のご自分、そして変化の渦の中にある日本と世界を見つめるのも一興ではないか。 今回は「お金儲け」に特化することなく、日本人としての認識を高めることを主眼とした。 本誌が「日本人必読の書」とならんことを欲す。 ★先行受付開始! 増田俊男の小冊子『私の新世界観』(Vol.90) お申込み、詳細はこちらをご覧下さい。 |
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