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平成31年度一覧
1321号(2019年5月20日号)
IMF情報

米国債は潜在的破綻債券である。
トランプのアメリカファーストは制裁関税の名の下に貿易相手国から富を奪うことと、レパトリ政策で世界への米進出企業を米本国へ帰還させることである。
さらに「アメリカは最早世界の警察官ではない」と宣言し、欧州、中東、アジアから米軍を撤退させることで無駄な軍事費を節減しようとしている。

国際基軸通貨としてのドルの運命も短い。
アメリカの財政が破綻状態である上に、世界に対する安全保障の責任から逃れようとしているのだから自ずとドルの信用は落ちる。
2020年10月からIMFでドルに代わる国際基軸通貨について検討が行われるが、大規模なドル暴落を避けソフトランディングさせる為に超極秘裏に準備が進められている。
モナコに来て私はサムライ・セミナーを行ったが実は大きな期待があった。
私のセミナーにIMFの理事の一人が来ることが分かっていたからだ。
私は敢えて氏に向かって「2020年10月20日は、ある消費者がいつも買う一瓶10ユーロのワインをスーパーに買いに行ったら100ユーロの正札が付いているので腰を抜かす日だ」と言って氏の反応を見た。
氏は後で行われたカクテルパーティーで私に「いろんな噂があるようですね」と言った。
この一言を聞くまで「小冊子」Vol.108の原稿を終わらせることが出来なかった。
これで2020年10月に大暴落になるかならないかわかった。
原稿が遅れてしまったが、とくと熟読下さい。
今回のページ数は少な目ですが、簡潔、明快に現行通貨体制がどうなるか説明しました。
「金がモノを言う」。
通貨の運命を知らねば明日の経済を知ることが出来ない。


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