「目からウロコの会」スペシャル大阪・夏の陣 いよいよ明日の7月29日(土)、大阪で私の講演会が開かれる。今月初旬からワシントン、サンフランシスコ、ロサンゼルスと約20日間の出張を終えて23日に帰国した。 北朝鮮ミサイル発射、イスラエルのレバノン侵攻等、世界の激動時にワシントンにいたことは運が好かった。アメリカの政治戦略と8月以降の金融政策を確認することが狙いであった。 短期的ではあるが、今年の中間選挙(11月)を共和党に有利に導くためのブッシュ独特の戦略もある。今回の講演時間は12:30−16:00までと長時間なので、十分な情報提供と世界の政治・経済の行方についての私の判断をお伝えできると思う。 株式投資のタイミング 世界の資金の流れが大幅に変わろうとしている。今後しばらくは、経済要因に代わって政治要因が相場に大きく影響する。イスラエルのレバノン侵攻は、2001年にブッシュ政権が承認したランド・コーポレーション(軍事シンクタンク)の軍事戦略の一環と考えられる。予定通りの行動開始だから、ライス国務長官がイスラエルに対する停戦要求を拒否したのは当然のことである。 イラク統治とイスラエルのレバノン南部占領はアメリカの中東自由解放政策(ドル市場化)の第一歩である。8月15日ごろまでにアメリカの中東戦略が見えてくるだろう。また、FRBの8月以降の金融政策が意外な方向へ向かう。こうした政治・経済の方向が見えてきたところからが株式投資の参入時だと考えている。
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