原油価格バブルも崩壊し、価格は1バーレル100ドルを割ろうとしており、ガソリン価格も下がり始めたので、加速してきたインフレにもブレーキがかかり、消費にもプラスに働き始めています。今までNYダウもニッケイ平均も原油が上がると下がり、下がると上がるというトレンドを続けてきました。ところがここのところ原油が急落すると、今度は原油価格の急落は世界経済の減退のためということで株価下落の理由にしてきました。実はこれはとんだ間違いなのです。原油の暴落は原油価格バブルの崩壊、すなわち市場の自律調整機能が働いたに過ぎません。原油価格の下げを世界経済減退だと騒ぐのは、売り方の店じまい興行の誇大広告というべきです。あるいは今後市場を制する買い方の策に売り方が乗せられたのかも知れません。
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