諦めることもない
21世紀になってアメリカが政治経済で弱体化したのは、もはや自国の経済も政治も自国のイニシアティブではコントロールできなくなったことを意味する。本来アメリカは宵越しの金を持たないで使いまくる消費大国、輸入大国。日本をはじめアジア諸国は貯蓄大国、輸出大国である。アメリカに生じた赤字をアジアの黒字で埋め合わすことでバランスが取れ、ともに成長するパターンが定着してきた。ところがアメリカが貯蓄に走り出すと消費が低迷しアジアの対米輸出が頭打ちになる。これで従来のアメリカとアジアのバランスが崩れ、中国の成長率もいまや6%から2009年は5%になると予測されるほど悪化している。アメリカ経済の不況が止まらないとアジア経済の不況も止まらない。歴史を振り返ると、世界同時不況が止まらなくなったとき必ず世界戦争が起きている。だから私はしきりに2009年中東戦争を予告してきた。しかし戦争をしなくても不況から脱却出来る。それはアメリカには出来ないがアジア、特に日本がやれば出来ることである。この不況下でアジア諸国はダンピングしてでもアメリカに輸出しようとするが、それではさらにアメリカ経済を悪化させてしまう。そのつけはアジアに返りアジアの首を絞めるだけである。ここでアメリカではなく日本が率先して国民の所得が貯蓄から消費に向かう政策を実行すべきである。
政府は思い切った内需刺激策を打ち出し、Buy Americaを促進すべきである。アメリカの対アジア輸出が伸び始めれば、国内生産も回復に向かいリセッションの深化は止まる。アジア諸国の内需拡大政策の支援がなくてはオバマの経済刺激政策は功を奏さない。アメリカを救い、自らを救うことの重要性と使命をアジアが、日本が認識しなくてはならない。一刻も早くアメリカとアジア本来の赤字と黒字の均衡状態を拡幅しなくてはならない。
今アメリカに出来ることは戦争だけだが、アジアの責任でこれを避け、再び世界が好況へ向かう道導(みちしるべ)を日本が率先して示さなくてはならない。
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