FRBバブルは終わった!
「他国の損はアメリカの利益」を基本戦略とするアメリカの動きが市場のみならず政治にまで大きく影響しています。バブル化とバブル崩壊を主導するFRB(米連邦準備理事会)こそアメリカの国益を追及する最も愛国的機関であることがわかります。
ただ今発信中の小冊子「わからない時代、2010年?」で資金流動調査会社の情報とデータを入れて、昨年3月から70%も上げたNY株バブルにいかにFRBが関ってきたかを解説しました。
私は、小冊子や「ここ一番!」の読者からの質問に、「そろそろFRBが本性を現してくるから、市場は乱高下の末大きな下げに転じる。こんな時は、君子危うきに近寄らずで、次の二番底までお休みください。待つのも戦略のうちです」と述べ続けてきました。
とは言え、毎日上がり続ける株価を横目に、「買うべきだったのでは」、「売るべきではなかったのでは」と言う思いを持たれた方も多かったと察します。
デイトレーダーの皆様には当らないかも知れませんが、半年か一年のレンジで投資している方は目先の200円や300円を気にすることはありません。ダウで言えば一年で1,000円取るか取らないかをベースに取り組むべきでしょう。
買うべき時は買う!売るべき時は売る!待つべき時は待つ。
そして何より大事なことは「迷わない」!ことです。
今言えることは、今まで散々餌を撒いてきたアメリカの愛国者FRBが獲物確保に走り出したということです。「ここ一番!」や小冊子の読者にはお伝えした通り、私がお伝えしたその日からNYダウは下落に転じ始めました。
FRBが餌代を回収し、アメリカの銀行の損がすべて補填されたら、また株価は上げに転じるでしょう。その転機は、大まかに計算すれば自ずとわかることです。
次回は「オバマ大統領を総括すれば、、」をお送りいたします。
|