第638号(2011年3月17日号)

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まとめ買い

日本で起きた大震災後「株価暴落」、「超円高」が続いている。
一方、町では「まとめ買い」の横行で生活必需品の品不足が起こっている。
今日(17日)のニッケイの下落で日本の時価総額は約50兆円減少したことになる。
今回の大災害で東証上場会社が50兆円も価値を落としていないことは誰にでもわかること。株価暴落も超円高も全く実体に関わりない「パニック心理現象」で、「まとめ買い」と同じこと。
ティシュペーパー2ダース(24個)は買い過ぎで必要なのは半ダース(6個)だろう。従って今後冷静になれば株価はティシュペーパーで言えば18個分上がることになる。
株価暴落は狼狽売り、超円高は日本の海外進出企業の海外資金本国帰還の過剰予測。実際は大震災で海外資金を慌てて日本に送金するような冷静を欠いた企業は無いだろう。
一方、投資家にとっては市場の「過剰反応」は儲けのチャンスである。
過剰分を利益に換える行動を採ればいい。

日本中心

大震災が故に世界が日本に注目している。
NY市場も日本からの原発ニュースで一喜一憂。
数十年間日本のニュースが世界のニュースになったことはなかった。
この歴史的大震災の中で世界では常識となっている略奪、暴動や混乱が日本で一切起きなかったことが世界の「驚き」となっている。
パリで開かれたG8外相会合で「勇気と誇りを持って行動する日本国民に敬意を表する」と議長国フランスのジュぺ外相は強調した。
日本人にとっては「当たり前」のことが世界では「驚き」なのである。
世界各地から日本人に対する「敬意」の念が寄せられている。
本誌に何度も記載したアインシュタイン(と言われる)の言葉が思い出される。
「、、この世界の盟主となるものは、武力や金力ではなく、あらゆる歴史を抜き超えた、最も古く、また尊い家柄でなくてはならぬ。世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る。それはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。我々は神に感謝する。我々に日本という、尊い国をつくって置いてくれたことを、、、。」アインシュタイン
世界支配の野心も意識もなく戦争放棄で常に受け身に徹しながら世界貢献を続けている日本に、大震災を機にやっと世界の目が向けられた。
日本人としての誇りをしっかり心する時だろう。



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