第681号(2011年10月20日号)

増田俊男事務所 http://chokugen.com
携帯サイト http://mobile.chokugen.com/

*お詫びと訂正:

10月17日(No. 680)中、中国で今進んでいる低額所得者向けの住宅(戸建を含む)の数を「年120万戸」と書きましたが「月120万戸」の間違いでした。
一戸に3人住めば月360万人、年間4,320万人となります。今後中国のGDPの成長に貢献してきた外資系の撤退に備えた内需拡大策です。

短期経済予測:

(読者から「ここ一番!」(有料)を購読したいが難しいので、時々「時事直言」で経済予測をお願いしたいとの声がしばしば寄せられるので今回は概ねの予測を本誌で述べ、具体的作戦やアドバイスは「ここ一番!」に譲ることにします)。

今後、長期(向こう3−5年)にわたって日本を除く先進国の経済が低迷することに変わりはありませんが、2012年いっぱいは3/11(東日本大震災)以降の過剰悲観論の反動で株式市場も商品市場も上方修正され楽観論が再び台頭して来るでしょう。

第3四半期、世界の株式市場は歴史的な乱高下を繰り返しながら結局マイナス16.6%でした。欧州の財政問題とアメリカのリセッション再来不安ばかりが市場を覆い一貫して売り手市場(Bear market)でした。期間中(アメリカの)シカゴやミルウォーキーのISM(景況感)が56ポイントから60.4ポイントに改善されたことや、9月だけで物流が3.5%も上がりアメリカの実体経済回復の兆しが見えていたのですが無視されてきました。又、新興国代表の中国の経済成長の鈍化のニュースもアジア株の足を引っ張りました。中国のGDPのけん引役は不動産開発と大企業中約50%を占める外資系企業です。中国の経済成長が昨年の9.6%から本年第3四半期の成長が年率9.1%に落ちたのは欧米の景気後退による輸出額の低下と政府が過去1年間に6度の利上げと8度の銀行窓口規制をして不動産過剰開発を押さえてきた結果でむしろ中国経済には好ましいことです。
第4四半期の世界経済は、こうした隠れたGood newsにアメリカの企業業績の改善が加わり買い手市場(Bull market)になるでしょう。第4四半期の世界の株式市場は、相変わらず乱高下ですが株価の上昇率は 若干プラスになると考えます。2012年は日本の3月決算が円高にもかかわらず、特に輸出産業が未曾有の好決算となることから世界の株式市場は日本主導で買い手市場(Bull market)に進みます。大手ヘッジファンドの中には「日本買い」の率を50%にまで引き上げる動きが出てきました。分析の詳細は「ここ一番!」で。


増田俊男の「ここ一番!」大好評配信中!購読者拡大中!
増田俊男がメール、FAXにて「ここ一番!」のタイミングで
株、為替を中心にした内外政治、経済についてレポートを配信しています。
購読者の皆様より感謝の連絡が届いています。
お問合せは、椛搏c俊男事務所 TEL:03-3955-6686まで
「ここ一番!」のお申込みは、こちら


*増田俊男のプライベート・コンサルティング【面談・電話・FAX・e-mail】のご案内。

 お問い合わせは、増田俊男事務所(FAX:03‐3955-6466 メール:info@chokugen.com )まで



「時事直言」の文章および文中記事の引用ご希望の方は、事前に増田俊男事務所(FAX 03‐3955-6466)までお知らせ下さい。


前へ 平成23年度 次号へ
株式会社増田俊男事務所
FAX:03-3955-6466
e-mail : info@chokugen.com