信じ難い野党(自民、公明等)の横暴
野党は参議院で野田首相に対する問責決議案を共同提出し、可決することになっている。これに先駆けて与党民主党は赤字国債発行に必要な特例公債法案と、最高裁で違憲性を指摘された衆議院定数是正のための衆議院選挙制度改革法案を与党単独採決を行った。自民党、公明党をはじめ野党は与党による単独採決は日本の民主政治に汚点を残す許し難い行為であると非難した。
特例公債法案を通さなければ10月から予算不足に陥りほとんどの政府支出が止まるから国民も日本経済も大打撃を受ける。また衆院選挙制度改革法案の採決がなければ、来るべき総選挙は違憲選挙になる。野党は与党の単独採決と言うが民主、自民、公明の三党合意で重要法案の審議を行うことを決めておきながら法案成立のぎりぎりになって突然審議拒否した。法案に賛成であれ、反対であれ国会審議に「参加することが民主主義の大原則」であるのに、野党は審議拒否、国会無視をしておいて国会で単独審議して採決した民主党を民主主義の名において非難することは断じて出来ない。民主主義の大原則をないがしろにしたのは野党である。野党の行為とその結果を国民利益の観点から冷静に考えれば「問責すべきは野党自ら」であって野田首相ではない。野田首相の民主党は国民にとって重要な多くの法案の中からどうしても最低限度採決しなくてはならない上記二法案を採決したのだから誰からも問責される筋合いはない。
「国民の生活が第一」が、いち早く野田首相に対する問責決議案を参院に提出しているが、野党同士の面子のため、どの野党の問責決議案を採決するのか分からないが、野党多数の参院で問責決議案が可決されることは間違いなく、可決されれば特に赤字国債発行が出来なくなり国民生活に重大な支障が起きることは当然野党は承知の上。「国民の生活が第一」などと言う党名は返上した方がいいのではないのかと言いたくなる。国民生活に大きな影響のある法案が山積みなのに審議を拒否して総選挙を求める野党の神経を疑う。いま総選挙をしたら(ご本人以外に)野党議員に投票するような有権者はいないことを野党は知るべきである。
日本希望の星
私の意見を言えば、国民の為、国家の為「命を捧げたい」と思っている政治家は今こそ党を捨て橋下大阪市長が開設した「掛け込み寺」に集合して「新しい日本」の準備に取り掛るべきだ。
橋下市長に自民党の安倍元首相を尊敬して欲しいと願っている。安倍内閣は「自由と繁栄の弧」という名の自主外交戦略を世界に向けて打ち出した歴代内閣中唯一の政権であった。(当時の外務大臣は麻生太郎氏、外務次官は谷内正太郎氏であった)
日本の同盟国アメリカがアジアから中東、欧州(元ソ連圏)に掛けて民主化を進める中、日本はアメリカの政治力(軍事力)を日本の経済力、文化力で支えアメリカと共に世界の民主化と経済繁栄達成を目指す積極的な行動プランであった。
私は2006年東欧で開催された(世界の民主運動家支援を目的とした)アメリカとイスラエル主催の「自由・平和会議」に参加し麻生外務大臣、谷内外務次官名による「自由と繁栄の弧」の戦略案を説明したが、日本への期待が大きく高まったことを記憶している。その直後不幸にも安倍首相は病に倒れてしまい、同プランが推進されることはなく、以後日本の支援なしで「アラブの春」に始まる世界の民主化はアメリカが中心で進行している。日本はアメリカと共に世界を「平和と繁栄」に導く責任があると信じてやまない高邁な政治思想と戦略を持つ安倍先生に橋下維新の会は手を差し伸べて欲しい。橋下氏が日本はアメリカと共に世界を主導して行くのだという国家の理想を掲げる安倍元首相と共に新しい日本を目指すことを望んで止まない。
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