第790(2012年12月17日号)

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戦後の終わり

「字も書けない子供とは知らないで大学の卒業論文を書けと言った国民の方が間違っていたのだから民主党を責めるわけにはいかないだろう」と本誌で述べたが、当然のことだが民主党は惨敗(230から57議席)に終わった。
国民は「戦後を捨てて、新たな日本の指針を明確にした安倍自民党に過半数を上回る294議席(61%)を与えることになった。


日本の戦後を象徴するのは「憲法第9条」である。
また日本の安全を保障する日米安保を「片務条約」にしているのは集団自衛権の不採用である。
自民党は約束通り公明党(31議席)と連立を組むが、公明党は憲法第9条改正に反対だから、同法改正のためには、来年の参院選で自民が衆院同様単独過半数を得てから公明党との連立を解消して憲法改正派の日本維新の会と連携すべきだろう。
いずれにしても国民が戦後のアメリカ追従と中国や韓国からの「侵略者呼ばわり」を無視する安倍政権を選んだのだから、来年の参院選後は直ちに憲法第9条の改正を国会で成立させ、国民に信を問うべきだ。
憲法改正反対の社民(2議席)、共産党(8議席)も選挙ごとに議席を減らしながら消滅へ向かっている。
今や日本の戦後体制(レジーム)を終わらせ、いよいよ日本がアメリカと対等に手を組んで世界に責任を持つ時が来た。
日米共通かつ最大の目標は2020年までに中国共産党独裁政権を打倒し、民主革命で13億の中国人を自由・解放し、中国経済を完全に市場化し、かつ中央銀行(中国人民銀行)を政府から完全に独立化させ、日米で管理することである。
今日のラジもりの放送でも述べたが、韓国などのことはあまり気にすることは無い。韓国経済は50%外需依存の他力本願である上に不当なウォン安操作で維持しているのが実態。政治的にもいろいろうるさいが子犬がキャンキャン泣いている程度に考えたらいい。小石を投げて追っ払うか、餌でもやるか、日本にとっては大した問題ではない。
それより日本の運命を掛けて慎重、かつ時が来たら大胆に取り組むべき相手は中国である。
「中国支配」はアメリカにとっても、かつての「大東亜共栄圏構想」のように日本にとっても歴史的目標である。
我々は70年の長き眠りから覚めて、いよいよ歴史的悲願に向かって立ち上がるのだと心に言い聞かす時がきた。


今回の選挙はやっと国民が、日本が本来の日本になることを選択した選挙である。


今後の市場動向については本日の「ここ一番!」で述べます。


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