ラッキー!安倍首相。
4月4日の黒田日銀が異次元金融緩和政策を発表してから日本の株価は「ウナギ登り」で先週の5月23日は年初来高値15,942円を付け16,000円に接近した。
ところが同日後場1,100円を超える暴落となり、以後下げが続き今日は512円安、13,261円で終わり5月の高値から8日間で2,681円も下がったことになる。
私は4月から一貫して「利益確定」を言い続けてきたので「おかげさまで助かりました」という連絡を毎日のように受け取っている。
ニッケイの下げが続いているが、私が言う「6月の富士山相場」の理由の一つ、これから発表される「安倍政権による成長戦略の具体案」が株価を一気に押し上げるだろう。
本日の「ここ一番!」で「13,000円台は目をつむって買い」とアドバイスした。
しっかり銘記しておかねばならぬことは、アメリカの中央銀行であるFRBも欧州中央銀行(ECB)も、もうこれ以上総資産中の国債保有比率を高められないところに来ているので緩和出口に向かわねばならないのに、特にECBの場合、緩和出口どころか、さらに緩和を推進しなくてはならないほど欧州経済は悪化している。
欧州中央銀行と欧州経済双方動きが取れない事態に陥ろうとしているのである。
欧州経済のけん引役で欧州全経済の30%を占めるドイツ経済までもがリセッションに向かっているのに欧州市場では連日株高、ユーロも高い。
「異常は必ず正常に戻ることになっている。」
アメリカと欧州の中央銀行が緩和出口を模索しなくてはならないのに、それが出来ないで迷っている時、黒田日銀だけが、これから2年に渡って異次元では無く異常金融緩和を行うのだから、日本の株価に限って下がるわけがない。
私は今回のニッケイの暴落でアベノミクスへの過剰期待が削がれてスタートラインに戻ったと表現した。
黒田日銀前夜のニッケイ13,000円台が正に出発点である。
「富士山相場」はこれからである。
欧州経済は最悪。アメリカ経済も経済ファンダメンタルズは住宅価格の上昇が続いているので家計の含み資産が増え、消費が押し上げられているので悪くないが、金融、不動産等マネー産業を除けば決して成長しているとは言えない。
私は今後円高で年内FRBの緩和出口はリップサービスだけで実際にはあり得ないのと日本の長期金利市場でドル・円は92‐88円で安定すると見ている。
この水準なら日本経済は先進国中最も安定的成長を続けることが出来る。
世界的経済マクロで見ても「日本は買い」である。
参院選まではニッケイは上昇を続けるので安倍政権は楽勝!
しかし「富士山相場」は長くは続かず、9月で一服入れる。
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