今日は「富士山相場」の初日!
本誌で「富士山相場」がやって来ると書いたが、いよいよその時が来た。
5月23日の暴落以来私の言う「元の木阿弥」で先週の終値は5月23日の高値15,942円から、黒田日銀総裁が異次元緩和政策を発表した4月4日当時のニッケイ株価とほぼ一致する12,877円まで下がった。
一方NY株価は5月の高値15,400ドル近辺から6月6日は15,040ドルまで下げたが7日は207ドル戻して15,248ドルで終わっている。
同じ期間にニッケイは20%下げ、NYは2%しか下げていないのは何故だろうか。
先日ドイツのフランクフルト空港のラウンジでドイツのビールを飲むため自動給飲器を使うことになった。
長身のコップをビールが出てくる管に当ててハンドルを引くのだが、急にハンドルを引くとビールはほとんどアブクになってコップから溢れ出てしまう。
アブクの量を少なくビールを多くするにはハンドルをゆっくり引きながら、泡の量を僅かにしなくてはならない。
アメリカ(FRB)は2008年のリーマン・ショック(2008年9月15日)以来第一、第二、第三(2012年10月)と5年6カ月かけて総額300兆円強の緩和を続けている。
日本はアメリカ(FRB)の約3倍の量的緩和(日本のGDPはアメリカの三分の一なのに月額アメリカとほぼ同じの7.5兆円)を向こう2年間で実施するのだからビール給飲器のハンドルを一気に引くようなものである。
だからコップに入ったビールが泡となって全部こぼれ出てしまったのである。
今後ニッケイを押し上げるのは年金積立金管理運用独立行政法人と外資系ファンドである。
かつて登った山の頂まで行くにはアベノミクスの夢では無く経済ファンダメンタルズという「真水」でなくては喉が渇いて山は登れない。
経済の基本から明日を読む「小冊子」(Vol.47)をご参考下さい。
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