第872号(2013年11月18日号)

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「小冊子」(Vol.51)本日発送開始! 

経済と市場の先読みをするには「国際基軸通貨ドルのすべてを知る」ことが必要。また「市場の宿命」と目先の「市場操作」の現実を知ることも欠かせない。
価格操作には金価格のように2010年8月30日から2013年4月4日(日銀の異次元金融緩和発表)の直後までの長期にわたるものから、NYダウ平均のように本年10月10日から11月15日で終了した短期間のものもある。
先週ニューヨークでNY証券取引所内に最古の店を持つプロ中のプロに会い、又今週はCITY(ロンドン)のプロに会う。次なる市場操作の手口を知るためだ。
「市場の宿命」は「小冊子」(Vol.51)で「ドルのすべて」を知れば分かるが「市場操作」の現実は「人のみぞ知る」である。とは言え、市場操作も勝手気ままに行われているわけではない。今は「住宅と消費の成り行き」を見て決めている。
住宅価格が上がれば家計のEquity(含み資産)が増加するから消費が伸びる。
消費が伸びれば消費が70%を占めるGDPも伸びる。
今住宅価格も消費も伸びているからアメリカの第3四半期のGDP速報値は市場の予想2%をはるかに上回る2.8%になり、景況感も上昇している。
すでに皆様もご存知の通りアメリカでも日本でも何十億の豪邸や、何億もする宝飾品が飛ぶように売れている。だから「これから始まる価格操作は株価を下げる方向」になる!では何故アメリカ経済の伸びが確実なのに価格操作が下げの方向になるのか。それは、「NY株価は100%緩和資金頼り」だから。
豪邸や宝飾品購入に使われる資金は何十年も働いて貯めた資金なのか、それとも相場で儲けたあぶく銭なのか。勿論あぶく銭だ。つまり今あぶく銭と言う名のキャピタルゲインが市場から、すぐに売れない不動産や、売る時は二束三文になる宝飾品に移っているのである。さらに何時であれFRBが緩和縮小と廃止をすることは決まっている。毎日市場から流出している資金は”River no return!” (帰らざる河=二度と市場に返ってこない!)
だからこれからは市場から資金が減ることはあっても増えることはないのだ!


価格操作とは市場の資金の流れを一定の方向へ加速させることである。
価格操作は市場の当然の流れに逆らうことは絶対にない!
これ以上私は何も言うことはないだろう。
是非「小冊子」(Vol.51)を熟読してこれからの経済と市場の先読みの参考にしてほしい。


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