Memorial Day (米戦没将兵追悼記念日)
今日アメリカでは国のために戦って戦死した将兵を記念するための休日である。
今日アメリカで自由に発言が出来、自由に集会が開け、自由に信仰が出来、自由に経済活動が出来、高い生活水準が維持することが出来るのは「アメリカの自由」の為に尊い命を犠牲にした多くの将兵の為と言っても過言ではない。
「アメリカの自由」はアメリカが勝ち取ったものであり、それはアメリアの国是であり、アメリカの誰もが信じて疑わないアメリカ人にとって「真理」そのものである。
又「アメリカの自由」はアメリカに多くの利益をもたらし、またもたらし続けようとしている。
私があえて「アメリカの自由」と限定したのは「アメリカの為の自由」であり「アメリカの利益の為の自由」であるからである。
「アメリカの自由」が教科書になった日本は、政治も経済もアメリカの望む枠から出ることが出来ない。
「アメリカの自由」が原則となった世界市場は「アメリカの自由裁量のドルが支配する市場」から抜け出せない。
ドルが支配する世界市場で世界が創造するドル需要でアメリカは借金を払い、贅沢を続けている。
今やTPPで「強いアメリカが強くなろうとしている者からすべてを奪おうとしている」。
「アメリカの自由」はどこまで許されるのか。
いつの日か「アメリカの自由」が「世界の自由」に代わり、アメリカがかつての英国のように世界の覇者から世界の一ローカル・ガバメント(地方国家)になった時、アメリカはMemorial dayで何を思い出し、何を記念するのだろうか。
「世界の自由」に「アメリカの自由」が終焉に追い込まれた過酷な日々か、それとも過去の栄光か。
「驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢の如し、、」。
Ladies and gentlemen of America! Memorial dayにお耳障りな冗談を言ったことをお許し下さい。
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