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平成30年度一覧
1235号(2018年3月9日号)
アメリカ豹変、中国豹変、北朝鮮豹変、日本不変

アメリカの指針が「アメリカは最早世界の警察官ではない」(オバマ・トランプ大統領)に豹変した。結果アメリカはアジアの軍事覇権を放棄し中国に譲ることになる。中国は今回の全人代で従来の集団指導独裁制から習近平専制に豹変した。結果2049年建国100周年を期して世界の軍事・経済覇権国家を最高率で達成出来ることになった。IS(イスラム国)同様米軍産複合体の支援のもとに核・ミサイル脅威を露出してきた北朝鮮は朝鮮半島非核化に向けての対話路線に豹変した。結果アジアの軍事緊張を拠り所としてきた軍産複合体が弱体化する。
軍産複合体路線に乗って北朝鮮に対して軍事強硬路線を貫いてきた安倍内閣(日本)は変わることなく対北強硬路線維持。結果日本は今後の対北朝鮮対話路線から外され孤立する。
4月末に南北首脳(金正恩・文在寅)、5月米朝(トランプ・金正恩)会談。
これで冒頭のアメリカの新指針、世界の警察官辞任に従って軍産複合体のアジア覇権はやがて中国のアジア覇権と交代することになる。
中国の豹変も北朝鮮の豹変も全てアメリカの指針豹変に歩調を合わせたに過ぎない。
アメリカの警察官辞任で沖縄から米軍が撤退し、軍産複合体の日本を含むアジア覇権が消滅、中国にとって代わるのに日本はまだ軍産にしがみついている。
日本の官僚とマスコミが連日「安倍降ろし」に専念している理由はここにある。
中国の対日二枚舌、安倍降ろしの背景、こうした「変動は儲けのチャンス」として解説する小冊子Vol.96を是非お読み下さい。


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