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1088号(2016年7月28日号) | |||||||||||||||
20年来の読者に感謝を込めて 私が夜中まで本誌「時事直言」を1ページ毎にファックスで送り始めてからかれこれ20年になります。 今では送信会社にお願いして皆様にお届けしています。 私の行動範囲もアメリカ中心からG7はもとより今では全世界に広がり、経費のほうもウナギ登りです。 来週はクルード自治区(トルコ)の独立に関する防衛会議(ワシントンDC)もあり、CIA(中央情報局)、Pentagon(国防総省)、軍需産業の内部情報に詳しいJim Rickards氏との会合もあります。 米大統領候補トランプ氏のアメリカ一国主義、Brexit(英国のEU離脱)、トルコのクーデター(エルドアン大統領の自作自演)による独裁政治化と欧米離反・ロシア接近、アメリカ主導の中東民主化運動「アラブの春」の失敗と中東諸国の全体主義化、第五次中東戦争に向かうシーア派・スンニ派対立、アジアにおける中国の軍事・経済覇権拡大等々世界の政治秩序が大きく変わろうとしています。 世界金融体制は、IMF(国際通貨基金)の準備通貨に人民元が採用され(11月から)ドルに代わるSDR(IMFの特別引出権)が検討され等、戦後のドル基軸体制が終焉を迎えようとしています。 日本を筆頭に先進国は潜在的破たん状態、時間と共に破たんの顕在化が進んでいる中で中央銀行は通貨を増刷して国債を買いながら財政破綻を人為的に防いでいます。 民主主義が後退するのは、時間と手間がかかり、非効率的な国民主権体制では国家経済運営が難しくなってきたから。 金融緩和という通貨安競争も効果はなく限界に達し、ついにマイナス金利導入という資本と利子の原理を犯すまでに至っています。 今世界は新しい政治・経済秩序に向かっています。 読者の皆様は今こそ経験したことのない新しい政治・経済秩序をしっかりと理解していただきたいと思います。 又新秩序を活用して市場でもビジネス界でも誰よりも先にゴールを目指して下さい。 サポーターの皆様に特別報告書、来たるべき「新しい政治・経済秩序を知ろう」(第一部)と「新しい政治・経済秩序を活用しよう」(第二部)を贈呈します。 人生にお仕事に大いに活用していただきたいと思います。 |
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